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嬌態
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けうたい
ふりがな文庫
“
嬌態
(
けうたい
)” の例文
それから毎日夕方になると、必ず
混血児
(
あひのこ
)
の女は向うの窓の前へ立つて、下品な
嬌態
(
けうたい
)
をつくりながら、
慇懃
(
いんぎん
)
におれへ
会釈
(
ゑしやく
)
をする。
窓
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
背低くの胴に
圓屋根
(
まるやね
)
赤く、さながら娼妓の
嬌態
(
けうたい
)
と髮飾りを思はせる劇場
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
鏡の間の壁に嵌めた無数の鏡は、女の
艶姿
(
えんし
)
嬌態
(
けうたい
)
を千万倍にして映じ出だした。庭園には女の軽々とした歩みの反響がし始めた。己が晩年に
贏
(
か
)
ち得た、これ程の楽しい月日は、総て是れ御身の賜ものだ。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
夕方になると、又向うの家の二階の窓には、絹のキモノを着た女が現れて、下品な
嬌態
(
けうたい
)
をつくりながら、
慇懃
(
いんぎん
)
におれへ
会釈
(
ゑしやく
)
をする。が、おれはもうその会釈には答へない。
窓
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“嬌態”の意味
《名詞》
艶かしく色っぽい態度やさま。
(出典:Wiktionary)
嬌
漢検1級
部首:⼥
15画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“嬌”で始まる語句
嬌
嬌羞
嬌声
嬌瞋
嬌笑
嬌名
嬌艶
嬌然
嬌嗔
嬌娜