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妻児
ふりがな文庫
“妻児”の読み方と例文
読み方
割合
さいじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいじ
(逆引き)
白糠の宿に帰ると、秋の日が暮れて、ランプの
蔭
(
かげ
)
に
妻児
(
さいじ
)
が淋しく待って居た。夕飯を食って、八時過ぎの終列車で釧路に引返えす。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
と思うと、怒れる神の
額
(
ひたい
)
の如く最早
真闇
(
まっくら
)
に真黒になって居る。
妻児
(
さいじ
)
の顔は土色になった。草木も人も息を
屏
(
ひそ
)
めたかの様に、一切の物音は絶えた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
縁から見ると、七分目に
減
(
へ
)
った甕の水がまだ
揺々
(
ゆらゆら
)
して居る。其れは夕蔭に、
乾
(
かわ
)
き
渇
(
かわ
)
いた鉢の草木にやるのである。稀には彼が出たあとで、
妻児
(
さいじ
)
が入ることもある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
妻児(さいじ)の例文をもっと
(1作品)
見る
妻
常用漢字
小5
部首:⼥
8画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“妻”で始まる語句
妻
妻子
妻君
妻籠
妻妾
妻室
妻戸
妻楊枝
妻覓
妻鳥
“妻児”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花