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妹弟
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きょうだい
ふりがな文庫
“
妹弟
(
きょうだい
)” の例文
「
丁稚
(
でっち
)
から仕上げて、やっと小番頭になったところで、店の金を使い込み、親
妹弟
(
きょうだい
)
をすてて、何処かへ逃げてしまったという話だが」
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妹弟
(
きょうだい
)
の世話、床のあげさげが、次の妹へと順送りになると、煙草盆掃除から、客座敷の道具類の清ぶきになる間までに、庭掃除から、玄関掃除、門口に箒目を立てて往来の道路まで掃くこと
旧聞日本橋:25 渡りきらぬ橋
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
過去の罪を思うて、唐草銀五郎にわびるのか、
不憫
(
ふびん
)
な
妹弟
(
きょうだい
)
たちへ詫びるのか、或いは、神のような形なきものへひれ伏したのか。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
次々と
妹弟
(
きょうだい
)
が生まれたので、忘れられてしまったのか、とにかく、露の夜ごろ、虫の音のよいころではあるが、あいにく、武蔵野生まれでも、草の中でも、木の下でも生まれず、いたって平凡に
旧聞日本橋:25 渡りきらぬ橋
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「お母さんさえ生きていたら、私はこんな女にもならず、ほかの
妹弟
(
きょうだい
)
たちも、あんな
不幸
(
ふしあわ
)
せにはならなかったろうに……」
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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女
掏摸
(
すり
)
という兇状をもった姉は、あの
妹弟
(
きょうだい
)
たちにもない方がいい。ただ、どうぞ、
倖
(
しあわ
)
せであっておくれ、いい
芽
(
め
)
をまッすぐに育っておくれ……。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妹
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
弟
常用漢字
小2
部首:⼸
7画
“妹”で始まる語句
妹
妹君
妹御
妹背山
妹婿
妹娘
妹聟
妹背
妹子
妹尾