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妖鬼
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ようき
ふりがな文庫
“
妖鬼
(
ようき
)” の例文
彼自身の庭が昔は
妖鬼
(
ようき
)
の住んでた場所の一つだったということであるから、この第二の書物は彼にはいっそう興味が深かった。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
しかし、物を洗い清める外気の中では、大地に接触しては、その纏綿は
弛緩
(
しかん
)
し、それらの観念は
妖鬼
(
ようき
)
的性質を失った。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
といって、この、人の形を
採
(
と
)
っている
妖鬼
(
ようき
)
は、格別犯跡の
隠滅
(
いんめつ
)
とか足跡の
韜晦
(
とうかい
)
を計って、ことさらに
屍
(
し
)
体の発見を遅らしたりして捜査を困難ならしめているわけではない。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
湯宿々々に
埋伏
(
まいふく
)
して、
妖鬼
(
ようき
)
家
(
や
)
ごとを圧したが、日金颪に気候の激変、時こそ来たれと
万弩
(
まんど
)
一発、
驚破
(
すわ
)
! 鎌倉の声とともに、十方から呼吸を合はせ、七転八倒の
騒
(
さわぎ
)
に紛れて、妻子珍宝
掴
(
つかみ
)
次第。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「実際あれは、リュボーディエールが
妖鬼
(
ようき
)
について語ってるところとよく似ている。あれは一つの妖鬼かも知れない。」
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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消え失せた獣類、虚無に近い最初の日の幻覚、母胎の中における恐ろしい眠り、物質の奥底にある
妖鬼
(
ようき
)
の目覚め、そういうものの最後の名残りに違いない。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
悪魔や
妖鬼
(
ようき
)
などが何かのしるしで自分よりまさった神のいることを知るように、テナルディエは相手がなかなか手ごわいことをさとった。それはほとんど直覚だった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
妖
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
“妖鬼”で始まる語句
妖鬼燈