“天変地妖”の読み方と例文
読み方割合
てんぺんちよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悩まされて来た驚心きょうしん駭目がいもくすべき天変地妖てんぺんちよう、又は自然淘汰とうた、生存競争から受けて来た息もかれぬ災難、迫害、辛苦、艱難かんなんに関する体験を、胎児自身の直接、現在の主観として
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
江戸の都人は最も惨澹さんたんたる天変地妖てんぺんちように対してもまた滑稽諧謔の辞をろうせずんばあたはざりしなり。滑稽の精神は徳川時代三百年を通じて一貫せる時代精神の一部たりしやついふべからざるなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)