大騒おおさわぎ)” の例文
旧字:大騷
すこしも乗客じょうきゃくわずらわさんようにつとめているおれか、それともこんなに一人ひとり大騒おおさわぎをしていた、たれにも休息きゅうそくもさせぬこの利己主義男りこしゅぎおとこか?』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その翌朝、東京中は大騒おおさわぎでした。日本橋のあの十階建の東京百貨店が一夜のうちに見えなくなったのです。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
た有助と云う男に手紙を持たせて、本郷春木町三丁目の指物屋さしものや岩吉方へつかわしましたが、中々大騒おおさわぎで、其の内に検使けんしが到来致しまして、段々死人をあらためますと、自ら死んだように
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)