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大津絵
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おほつゑ
ふりがな文庫
“
大津絵
(
おほつゑ
)” の例文
旧字:
大津繪
第一に
年齢
(
とし
)
の
違
(
ちが
)
ふ
故
(
せゐ
)
もあつたが、和上は学者で貧乏を苦にせぬ
豪邁
(
がうまい
)
な
性質
(
たち
)
、奥方は町家の
秘蔵娘
(
ひざうむすめ
)
で
暇
(
ひま
)
が有つたら三味線を出して
快活
(
はれやか
)
に
大津絵
(
おほつゑ
)
でも弾かう
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
自分は反動的に気がふさぎ出したから、小林君に又
大津絵
(
おほつゑ
)
でも唄ひませんかと、云つた。小林君は
脇息
(
けふそく
)
によりかかりながら、子供のやうに笑つて、いやいやをした。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この
三味線
(
しやみせん
)
に合せて、小林君が
大津絵
(
おほつゑ
)
のかへ唄を歌つた。
何
(
なん
)
でも
文句
(
もんく
)
は
半切
(
はんせつ
)
に書いたのが内にしまつてあつて、それを見ながらでないと、理想的には歌へないのださうである。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“大津絵”の解説
大津絵(おおつ-え)とは、滋賀県大津市で江戸時代初期から名産としてきた民俗絵画で、さまざまな画題を扱っており、東海道を旅する旅人たちの間の土産物・護符として知られていた。
大津絵の画題を唄い込んだ元唄・音曲・俗曲(大津絵節)、大津絵節を元に踊る日本舞踊の一種(大津絵踊り)にも、「大津絵」の名がついている。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
津
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
“大津絵”で始まる語句
大津絵師
大津絵節