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大沢
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だいたく
ふりがな文庫
“
大沢
(
だいたく
)” の例文
旧字:
大澤
其
(
そ
)
が重き瞼の下に、眠れりとも見えず、覚めたりとも見えぬ眼の色は、
瘴煙毒霧
(
しやうえんどくむ
)
を吐く
大沢
(
だいたく
)
の水の面にも
譬
(
たと
)
ふべきか。デカダンス派の父なるボードレールが
夜あるき
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
『
荘子
(
そうじ
)
』に曰く、「
至人
(
しじん
)
は
神
(
しん
)
なり。
大沢
(
だいたく
)
焚
(
や
)
くるも
熱
(
や
)
くあたわず。
河漢
(
かかん
)
沍
(
こお
)
れども
寒
(
こご
)
えしむるあたわず」と。また曰く、「
死生
(
しせい
)
はまた大なり。しかるにこれと変ずるを得ず」
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
梅花は予の軽蔑する文人趣味を強ひんとするものなり、
下劣詩魔
(
げれつしま
)
に
魅
(
み
)
せしめんとするものなり。予は
孑然
(
けつぜん
)
たる征旅の
客
(
きやく
)
の深山
大沢
(
だいたく
)
を恐るるが如く、この梅花を恐れざる可からず。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
殊には、幾夜となく、探り歩き、さまよい廻っているところなので、深山
大沢
(
だいたく
)
を思わすような吹上の道の曲折も、自分の庭を歩くように、忽ち例のお薬園まで、迷いもなく駆けつけました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大沢”の意味
《名詞》
大沢(だいたく)
(だいたく)大きい沢。広大な湿地。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
沢
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“大沢”で始まる語句
大沢正
大沢幸吉
大沢里
大沢主水
大沢侍従
大沢禅寺
大沢三之介
大沢治郎左衛門