“大慌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおあわ83.3%
おほあわ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが白雲の帰ったのに気がつくと、大慌おおあわてに慌てて、鈴を火鉢の隅に置くやら、御幣を神棚へ載せようとするやら、ようやく般若の面を取って
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
兄は会社関係から、日本毛織の販売所に、親しいひとがいて、特に、二日で間に合うように頼んでやる、というので、ぼくは大慌おおあわてに、支度したくを始めました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
妙だと思つてると、お富どんが飛んで來て、「水ですから、逃げるんですから、水ですから、逃げるんですから。」ッて大慌おほあわてなの。
梅龍の話 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)