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夕光
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ゆうかげ
ふりがな文庫
“
夕光
(
ゆうかげ
)” の例文
桜のいっぱい咲いて居る山の
夕光
(
ゆうかげ
)
の中に一人立って居ると、何だか自分があわれっぽくてならなかった。
花幾年
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
めづらかに
夕光
(
ゆうかげ
)
鎮
(
しづ
)
む不二ヶ嶺のおのづから保つ明日のよき凪
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ところが、其日も昼さがりになり、段々
夕光
(
ゆうかげ
)
の、催して来る時刻が来た。昨日は、駄目になった日の入りの景色が、今日は中日にも劣るまいと思われる華やかさで輝いた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
夕光
(
ゆうかげ
)
のさわさわと揺る尾羽の張り七面鳥がうしろ見せつも
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
追分は
夕光
(
ゆうかげ
)
の
間
(
ま
)
を戸を
閉
(
さ
)
して本陣のまへに寝る犬が
露
(
あら
)
は
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“夕”で始まる語句
夕
夕餉
夕飯
夕陽
夕方
夕靄
夕闇
夕日
夕暮
夕焼