“ゆうかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕光75.0%
夕蔭25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、其日も昼さがりになり、段々夕光ゆうかげの、催して来る時刻が来た。昨日は、駄目になった日の入りの景色が、今日は中日にも劣るまいと思われる華やかさで輝いた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
夕光ゆうかげのさわさわと揺る尾羽の張り七面鳥がうしろ見せつも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
唯二反そこらの畑を有つ美的百姓でも、夏秋ははげしく草に攻められる。起きぬけに顔も洗わず露蹴散らして草をとる。日の傾いた夕蔭ゆうかげにとる。取りきれないで、日中にっちゅうにもとる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
先生とんで先生を愛されたあなたが、此世の旅の夕蔭ゆうかげ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)