壁紙かべがみ)” の例文
「えっ、まあそんなことが……」光枝がふりかえると、なるほど入口の上の壁紙かべがみに、一・五七という数字がでている。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
我々の別荘は、円柱の並んだ木造の地主屋敷じぬしやしきと、さらに二棟ふたむねの平べったい傍屋はなれから成っていた。左手の傍屋は、安ものの壁紙かべがみを作るっぽけな工場になっている。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
すすけつつにほ壁紙かべがみ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)