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執行
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しぎょう
ふりがな文庫
“
執行
(
しぎょう
)” の例文
「あなあさましや。などかくは変らせたまうぞ。
法勝寺
(
ほうしょうじ
)
の
執行
(
しぎょう
)
として時めきたまいし君の、かくも変らせたまうものか」
俊寛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
さっそく疑問の書状は、坂本から中堂の
執行
(
しぎょう
)
へとどけられ、執行自身が大塔へ伺って、法親王のお手許へささげた。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「吉水院は完全に宮方。が、
執行
(
しぎょう
)
の岩菊丸は、首鼡両端を持しておるとか……」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大講堂の
外陣
(
げじん
)
の廊上には、長老、
執行
(
しぎょう
)
、四座などの上僧級が、いずれも
忍辱
(
にんにく
)
の法衣に具足をよろって居流れているし、また、階だんの正面を仰げば、左に大塔ノ宮
護良
(
もりなが
)
、右に
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
権勢を
剥
(
は
)
がれた吉野の
執行
(
しぎょう
)
、岩菊丸が逆怨みをし、寄せ手の勢に内通し、裏山づたいに寄せ手の勢の一部を、城の
搦
(
から
)
め手へ案内し、火を放って攻撃したので、宮方は守りを失ってしまった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
けれど、衆臣の動揺は、この一
寡婦
(
かふ
)
と年少の天子に、しょせん、大きな頼みはかけられなかった。時に、それを励ましたのは、公卿でなく、吉野ノ
執行
(
しぎょう
)
、
吉水院
(
きっすいいん
)
ノ法印
宗信
(
そうしん
)
で
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「両宮は、知ってのことにちがいない。
座主
(
ざす
)
の責任を問え。
執行
(
しぎょう
)
をとらえて
質
(
ただ
)
せ」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
執
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“執行”で始まる語句
執行金
執行猶予
執行能円
執行猶予書