“地蔵行者”の読み方と例文
読み方割合
じぞうぎょうじゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういって地蔵行者じぞうぎょうじゃは、小さい手に取りまかれながら、背なかあわせにおぶっている地蔵菩薩じぞうぼさつとそっくりのような人のよい笑顔えがおをつくった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おくにはきゃくがきているのだ。昼間ひるま飯屋めしやでぶつかった地蔵行者じぞうぎょうじゃ菊村宮内きくむらくないを引っぱってきて、ひさしぶりにけるのをわすれて話しているあんばい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七、八けんさきの横町よこちょうから、地蔵行者じぞうぎょうじゃ菊村宮内きくむらくないが、れいの地蔵尊じぞうそん笈摺おいずる背負せおって、こっちへ向かってくるのが見える。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)