地意気ぢいき)” の例文
そらは又かはつてた。風が遠くから吹いてくる。広いはたけうへには日がかぎつて、見てゐると、寒い程淋しい。くさからあがる地意気ぢいき身体からだえてゐた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)