“在勝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ありがち50.0%
ありが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうかな。夫が仕事に没頭して家庭を顧みない。勢い妻は勝手な事をする、なんて事は世間に在勝ありがちの事だからな」
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
一体毛沼博士は、外科の教授に在勝ありがち豪放磊落ごうほうらいらくな所があって、酒豪ではあるし、講義もキビキビしていて、五十二歳とは思えない元気溌剌げんきはつらつたる人で、小事には拘泥しないという性質たちだった。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
「おおさ。無論事実だよ。しかもよく在勝ありがちの事実さ。しかも、それよりもモット重大な事実があるんだから呉羽嬢の寝過し問題なんかテンデ問題にならん」
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)