“ありがち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有勝87.5%
在勝6.3%
通有6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お杉が評判の美人であるにもかかわらず、さかりを過ぎるまで縁遠いについても、山里には有勝ありがち種々しゅじゅの想像説が伝えられた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「そうかな。夫が仕事に没頭して家庭を顧みない。勢い妻は勝手な事をする、なんて事は世間に在勝ありがちの事だからな」
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
一体毛沼博士は、外科の教授に在勝ありがち豪放磊落ごうほうらいらくな所があって、酒豪ではあるし、講義もキビキビしていて、五十二歳とは思えない元気溌剌げんきはつらつたる人で、小事には拘泥しないという性質たちだった。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
庄次は突然な出來事を聞かされて無垢な青年に通有ありがちな一種の慄ひを禁じ得ませんでした。
白瓜と青瓜 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)