“国母(こくも)” の例文
清盛の娘という幸運にめぐり合わせた上、内裏へ入られてからは天下の国母(こくも)と仰がれ、人々の尊敬と羨望を一身に集めていた。丁度、今年で二十九歳である。
ほととぎす治承(ちしやう)寿永(じゆえい)のおん国母(こくも)三十にして経(きやう)よます寺
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子、増田雅子、与謝野晶子(著)
天子の国母(こくも)となりしかば。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何にしても勅命が降りた以上、仕方がないよ、まあ仰せに従うのが幸せなことだと、私は思うね。ひょっとして、もしお前に男の子でもできてごらん、お前は国母(こくも)、私は外祖父ってことにならないとも限らないんだから」