“四頭(よつ)” の例文
一(ひと)つでない、二(ふた)つでもない。三頭(みつ)も四頭(よつ)も一齊(いつせい)に吠(ほ)え立(た)てるのは、丁(ちやう)ど前途(ゆくて)の濱際(はまぎは)に、また人家(じんか)が七八軒(けん)、浴場(よくぢやう)、荒物屋(あらものや)など一廓(ひとくるわ)になつて居(ゐ)る其(その)あたり。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
三頭(みつ)も四頭(よつ)も一斉に吠え立てるのは、丁(ちょう)ど前途(ゆくて)の浜際(はまぎわ)に、また人家が七八軒、浴場、荒物屋(あらものや)など一廓(ひとくるわ)になって居(い)るそのあたり。彼処(あすこ)を通抜(とおりぬ)けねばならないと思うと、今度は寒気(さむけ)がした。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)