“四条坊門”の読み方と例文
読み方割合
しじょうぼうもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると四条坊門しじょうぼうもんつじを、南へやる赤糸毛あかいとげ女車おんなぐるまが、静かに太郎の行く手を通りすぎる。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
すなはち京都四条坊門しじょうぼうもんに四町四方の地を寄進なつて、南蛮寺の建立を差許さるる。堂宇どうう七宝しっぽう瓔珞ようらく金襴きんらんはたにしき天蓋てんがいに荘厳をつくし、六十一種の名香は門外にあふれて行人こうじんの鼻をば打つ。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)