“四条磧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しじょうがわら66.7%
シデウカハラ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「田中新兵衛……そうか、覚えておくことだ、あんなのが好んで暗殺をやる。去年、四条磧しじょうがわらで九条家の島田左近さこんを斬ったのも、まだ上らぬのじゃ」
この時代に於ては、こういうたちのいたずらが、よく流行したもので、その最も代表的なるものは、京都の等持院の足利家累代の木像を取り出して、四条磧しじょうがわらにさらしたことである。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼の出雲のお国が四条磧シデウカハラで興行した念仏踊りも、或は単に念仏を唱へ、数珠を頸に懸けてゐたからだとばかりは定められまい。それには尚、かの難解な住吉踊りを中に立てゝ見る必要がある。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)