“営々”の読み方と例文
旧字:營々
読み方割合
えいえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生々せいせい又生々。営々えいえいかつ営々。何処どこを向いてもすさまじい自然の活気かっき威圧いあつされる。田圃たんぼには泥声だみごえあげてかわずが「めよえん」とわめく。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
生れて以来、幸福らしい幸福にも恵まれず、営々えいえいとして一所懸命何かを積み重ねて来たのだが、それも何もかも泥土でいどにうずめてしまう。しかしそれでいいじゃないか。それで悪いのか。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)