トップ
>
喘
>
あ
ふりがな文庫
“
喘
(
あ
)” の例文
頭は
鉄兜
(
てつかぶと
)
をかぶっているようで、ささえのない下ッ腹は絶えず何かに追ッかけられてるように、トカ、トカと
喘
(
あ
)
えいでいるのだった。
冬枯れ
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
この自分を、誰かどうにかしてくれんか——
喘
(
あ
)
えぐようにそう心の底に叫んで、彼はぎょろぎょろと周囲を見まわした。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
がりがり後頭部を
掻
(
か
)
きながら、なんたることだ、日頃の重苦しさを、一挙に雲散霧消させたくて、何か悪事を、死ぬほど強烈なロマンチシズムを、と
喘
(
あ
)
えぎつつ、あこがれ求めて旅に出た。
八十八夜
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
喘
漢検1級
部首:⼝
12画
“喘”を含む語句
喘々
息喘
喘息
残喘
余喘
喘鳴
痰喘
喘息持
喘息病
喘咽
喘歩
喘聲
発喘
餘喘