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喘鳴
ふりがな文庫
“喘鳴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぜんめい
85.7%
ぜいめい
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぜんめい
(逆引き)
突然に
喘鳴
(
ぜんめい
)
が聞こえ初めたと思うと、老先生は如何にも立腹されたらしく、仰臥して眼を閉じたまま眉根を寄せて不快そうに
垢
(
あか
)
だらけの頭を左右に動かされた。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
だが呻き声はますます切迫し、いまにも息が絶えるかと思うように、激しい呼吸と
喘鳴
(
ぜんめい
)
をともないだした。夫人は恐怖のために戸口へ進み、半ば夢中で引戸をあけた。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
喘鳴(ぜんめい)の例文をもっと
(6作品)
見る
ぜいめい
(逆引き)
ジイジイっと
喘鳴
(
ぜいめい
)
のようなかすれた音を立てて燃えはじめると、拡がってゆく焔の中で、薄気味悪い蒼鉛色をしたものがメラメラと
蠢
(
うごめ
)
きはじめるのです。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
薄気味悪い地動のような
鼾
(
いびき
)
声、それも病的な
喘鳴
(
ぜいめい
)
でも交っているかのような……。ああ、法水が死体と推測した津多子夫人は、未だに生動を続けているではないか。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
喘鳴(ぜいめい)の例文をもっと
(1作品)
見る
“喘鳴”の意味
《名詞》
気管支の狭窄などにより呼吸に伴いぜーぜー、ヒューヒューなどの音がすること。
(出典:Wiktionary)
喘
漢検1級
部首:⼝
12画
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
“喘”で始まる語句
喘
喘息
喘々
喘息持
喘息病
喘咽
喘歩
喘聲
“喘鳴”のふりがなが多い著者
杉山萠円
パウル・トーマス・マン
小栗虫太郎
中島敦
夢野久作
山本周五郎