“ぜいめい”の漢字の書き方と例文
語句割合
喘鳴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジイジイっと喘鳴ぜいめいのようなかすれた音を立てて燃えはじめると、拡がってゆく焔の中で、薄気味悪い蒼鉛色をしたものがメラメラとうごめきはじめるのです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
薄気味悪い地動のようないびき声、それも病的な喘鳴ぜいめいでも交っているかのような……。ああ、法水が死体と推測した津多子夫人は、未だに生動を続けているではないか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)