“ぜんめい”の漢字の書き方と例文
語句割合
喘鳴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが歌はわが胸の喘鳴ぜんめいをわれと聞きつゝよみにける歌
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
だが呻き声はますます切迫し、いまにも息が絶えるかと思うように、激しい呼吸と喘鳴ぜんめいをともないだした。夫人は恐怖のために戸口へ進み、半ば夢中で引戸をあけた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ゴロゴロと喘鳴ぜんめいを起していたところから考え合わせるとあの時がモウ断末魔らしかったんだがね。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)