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啼過
ふりがな文庫
“啼過”の読み方と例文
読み方
割合
なきすぐ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なきすぐ
(逆引き)
油紙で張った雨傘に
門
(
かど
)
の
時雨
(
しぐれ
)
のはらはらと降りかかる
響
(
ひびき
)
。夕月をかすめて
啼過
(
なきすぐ
)
る
雁
(
かり
)
の声。
短夜
(
みじかよ
)
の夢にふと聞く
時鳥
(
ほととぎす
)
の声。雨の夕方
渡場
(
わたしば
)
の船を呼ぶ人の声。
夜網
(
よあみ
)
を投込む水音。
荷船
(
にぶね
)
の
舵
(
かじ
)
の響。
虫の声
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
啼過(なきすぐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
啼
漢検1級
部首:⼝
12画
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
“啼”で始まる語句
啼
啼声
啼音
啼止
啼泣
啼出
啼立
啼聲
啼廻
啼明