“和林”の読み方と例文
読み方割合
カラコルム100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの時、和林カラコルムから別の道をとって、まっすぐお故郷くにへお帰りになればよかったものを。
さあ、阿納オノン客魯漣ケルレン宇児土砂ウルトサの三つの河の流域をわが手に収めて、和林カラコルムへ凱旋するだけだ。今日はその覇業の第一日だぞ。おい! 乃蛮ナイマン太陽汗タヤンカン先生! 出て来い! (虎を呼ぶ)
ああ、向うの山の端が、かすかに白みかけて来たぞ。今日はあの峠を越えて、乃蛮ナイマン国へ攻め入るのだ。都の和林カラコルムを出てから、もう二月あまりの旅だ。人も馬も、すこしの疲れも知らない。