トップ
>
命令
>
いひつ
ふりがな文庫
“
命令
(
いひつ
)” の例文
時の警視総監は刑事中での
腕利
(
うできゝ
)
として知られてゐたガストン・ワルゼエといふ男にこの宝石荒しの探偵を
命令
(
いひつ
)
けた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『まァ、
可厭
(
いや
)
な
動物
(
どうぶつ
)
だこと、
人
(
ひと
)
に
命令
(
いひつ
)
けたり、
人
(
ひと
)
に
學課
(
がくくわ
)
のやり
直
(
なほ
)
しをさせたりして!』と
愛
(
あい
)
ちやんは
思
(
おも
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
道の細くなつたり、坂になつた所になりますと私等は車を降りて歩きました。ある丘のやうになつた村では、従兄が母に
命令
(
いひつ
)
かつて
湯葉
(
ゆば
)
を買ひに行きました。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
村井は六を呼んで財布から一円紙幣を二枚出して、之で『かしわ』を買つて来いと
命令
(
いひつ
)
けた。栄一は村井の財布を一寸見たが金が大分這入つてゐた。村井は栄一よりも金持だ。
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
鼈甲縁の大きなる眼鏡の中より微なる眼の光りを放たれて、何の経やら論やらを黙〻と読み続けられけるが、いよ/\塔の建つに定つて例の源太に、積り書出せと圓道が
命令
(
いひつ
)
けしを
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
ルウベエは南仏蘭西の田舎生れだが、それでもお国料理の
魚羹
(
ブイヤベース
)
のやうな物は滅多に
命令
(
いひつ
)
けた事は無かつたし、
美味
(
うま
)
いものを
拵
(
こしら
)
へると相応に味はつて呉れたものだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“命令”で始まる語句
命令的
命令通