呉港くれ)” の例文
無残にも芸妓げいしやにして仕舞しまつたので——其頃兼吉は呉港くれに働いて居たのですが、帰京かへつて見ると其の始末です、わたし数々しげ/\兼吉の相談にあづかつたのです、一旦いつたん婦人の節操を汚がしたるものをめとるのは
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)