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呈
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あ
ふりがな文庫
“
呈
(
あ
)” の例文
厩橋側
(
うまやばしそば
)
に富士屋という肉屋があって、
其所
(
そこ
)
の牛肉が上等だというので、時々
牝牛
(
めうし
)
の好いのを一斤ずつ買って母へ持って行って
呈
(
あ
)
げました。
幕末維新懐古談:23 家内を貰った頃のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
『
其様
(
そん
)
な、君のやうな——』と丑松は省吾の顔を眺めて、『人が
呈
(
あ
)
げるツて言ふものは、貰ふもんですよ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
家人
(
うちのひと
)
が多いんですから何を
呈
(
あ
)
げたらいいでしょうね。」
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
郡部へ引っ込むについて狆を田舎まで
伴
(
つ
)
れて行くのも大儀
故
(
ゆえ
)
、
何処
(
どこ
)
か好い貰い手があれば
呈
(
あ
)
げたいものというので、合田氏へも話しがあったが
幕末維新懐古談:54 好き狆のモデルを得たはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
君に
呈
(
あ
)
げようと思つて斯ういふものを
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
と、紙に包んで坊様に
呈
(
あ
)
げてしまいました。
幕末維新懐古談:17 猫と鼠のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
呈
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“呈”を含む語句
露呈
進呈
贈呈
呈上
呈示
捧呈
呈出
比斯呈利
露呈症
謹呈
祈平癒呈
白絹帳中皓體畢呈
献呈本
捧呈文
呈書
呈供
呈与