吾夫やど)” の例文
いえ——吾夫やどでも、小泉さんに御心配を掛けては済まない、そのかわりもうけさして頂く時には——なんて、そう言い暮しましてね。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
実際吾夫やども苦しいもんですから、田舎から出て来た母親おっかさんをだますやら、泣いて見せるやら、大芝居をやらかしているんですよ
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
所詮とてもこれではヤリキレないと言って、それから吾夫やどが郡役所などへ勤めるように成ったんです。事業に手を出し始めてからだっても、そうですよ。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「アア、今行く」と言って、お倉は弟の方を見て、「今度という今度は、それでも吾夫やどりましたよ。 ...
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)