吝々けち/\)” の例文
このウラグリをまるで入れとかなかつたり、吝々けち/\したりするてえと、雨が降る毎に水は濁るし、折角積んだ石がガラガラつと行つちまつたりする。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
晝食ちうじきに歸るには餘りに遠過ぎたので、普段の食事に定められてゐるのと同じほどの、吝々けち/\した分量の冷肉とパンのお辨當が、禮拜の合間にくばられた。
みんながつてればいけれども、うすれば其麽そんな吝々けち/\しないだらうに、ねえ——
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
吝々けち/\しないで炭を一杯に持つて來てくれ。いくら我々でも寒いからな。
正雪の二代目 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)