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名宣
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なの
ふりがな文庫
“
名宣
(
なの
)” の例文
始から高利と
名宣
(
なの
)
つて貸すのだから、否な者は借りんが可いので、借りん者を欺いて貸すのぢやない。宮の如き畜生が何で再び人間に成り
得
(
う
)
るものか
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その後さる町家から妻を迎えてからは、とうとうこれを本職のようにして
上
(
うえ
)
つ
方
(
がた
)
に出入りをはじめ、自ら鼓の音に
因
(
ちな
)
んだ音丸という苗字を
名宣
(
なの
)
るようになった。
あやかしの鼓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
名宣
(
なの
)
られし女は、消えも
遣
(
や
)
らでゐたりし人陰の
闇
(
くら
)
きより
僅
(
わづか
)
に
躙
(
にじ
)
り出でて、
面伏
(
おもぶせ
)
にも貫一が前に会釈しつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「ハハ。
名宣
(
なの
)
る程の用向きではないが……」
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
文章を書くと
云
(
い
)
ふよりは
柔術
(
やはら
)
を取りさうな
恰好
(
かつかう
)
で、
其頃
(
そのころ
)
は
水蔭亭主人
(
すゐいんていしゆじん
)
と
名宣
(
なの
)
つて
居
(
ゐ
)
ました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
「名を
名宣
(
なの
)
れッ」
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
さうであるならば僕の方でも
敢
(
あへ
)
て望まん、立派に
名宣
(
なの
)
つて僕も間貫一を棄つる!
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
宣
常用漢字
小6
部首:⼧
9画
“名宣”で始まる語句
名宣合