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名刺
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なふだ
ふりがな文庫
“
名刺
(
なふだ
)” の例文
「そうでございます」松蔵はそこで気が
注
(
つ
)
いて、「それでは、早う往け、
安吾
(
やすご
)
さんは役所へ寄って、
早川
(
はやかわ
)
さんから
名刺
(
なふだ
)
をもろうて往くがええ」
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
侍「いやお前の店には決して迷惑は掛けません、兎に角此の事を
直
(
す
)
ぐに自身番に届けなければならん、
名刺
(
なふだ
)
を書くから
一寸
(
ちょっと
)
硯箱
(
すゞりばこ
)
を貸して呉れろ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婦人
(
おんな
)
の癖に園田勢子と云う
名刺
(
なふだ
)
を
拵
(
こし
)
らえるッてッたから、お勢ッ子で沢山だッてッたら、非常に
憤
(
おこ
)
ッたッけ
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
と、
名刺
(
なふだ
)
を示し、すぐ次に、輪王寺の執事から取って来た、不伝への追放状を見せた。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……初めに叱られた時、素直にタバコを放つて了ひやはれやよかつたんやが、袂から
名刺
(
なふだ
)
出して、『
俺
(
おら
)
こんなもんや』なんてえらさうに言やはつたさかい、ぼろくそに言はれはりましたんやが。
兵隊の宿
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
寺役人は、おどろいたような眼で、もう一度、かれの
名刺
(
なふだ
)
を読み直した。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、だまって、寺役人に、
刺
(
し
)
を通じた。刺とは、
名刺
(
なふだ
)
のことである。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“名刺”の解説
名刺(めいし、zh: 名片、Calling Card、Visiting Card、Business Cardの表記も)は、本人が自らの名前と所属・連絡先等を示すために他人に渡すことを目的とした紙片(カード)。
(出典:Wikipedia)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“名刺”で始まる語句
名刺入