“なふだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名札64.7%
名刺29.4%
名標5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんたやちうことが、なんで分つたと思てなはる。先刻さつき大阪で。……あの荷物の名札なふだを見ましたんやがな。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
侍「いやお前の店には決して迷惑は掛けません、兎に角此の事をぐに自身番に届けなければならん、名刺なふだを書くから一寸ちょっと硯箱すゞりばこを貸して呉れろ」
そのあげく、半田屋のお店からつまみ出された手前でございますから、いちどは住んで、往来へ向けて自分の名標なふだを打たなければ気がすみません。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)