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同時
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いっしょ
ふりがな文庫
“
同時
(
いっしょ
)” の例文
子供だけは
平生
(
いつも
)
その小溝を飛び越えているので、老人と
同時
(
いっしょ
)
に飛び越えようとすると、老人は
畝
(
あぜ
)
へべったりと坐りこんで
虎杖採り
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
忠義無類の花村様、なんで主命を
拒絶
(
ことわ
)
るものか。謹んでお受けをしたそうだ。正しくはお受けはしたけれどそれと
同時
(
いっしょ
)
に花村様は一つ条件を出されたそうだ。条件というのは他でもない。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
坐ると
同時
(
いっしょ
)
で、ただ
一室
(
ひとま
)
だからそこが
褥
(
しとね
)
の、
筵
(
むしろ
)
のような枕許へ膝を落して、
覗込
(
のぞきこ
)
んだが、
慌
(
あわただ
)
しく居直って、
三布蒲団
(
みのぶとん
)
を持上げて、骨の
蒼
(
あお
)
いのがくッきり見える、病人の仰向けに寝た胸へ
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其処には児を抱いた若い女が児と
同時
(
いっしょ
)
に死んでいるのを、晋陽の
府廨
(
やくしょ
)
から来た
吏
(
やくにん
)
が
検案
(
けんあん
)
しているところであった。廷章は
狂気
(
きちがい
)
のようになって叫んだ。
竇氏
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
彭は友人と
同時
(
いっしょ
)
に帰ってきたが、女のことが諦められないので、翌日は朝から孤山の麓へ行って、彼方此方と探して歩いたがどうしても判らなかった。
荷花公主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
しにきたのです、私は死んでますけれども、家内も出来てますから、それも
同時
(
いっしょ
)
に伴れてきて、お母さんの苦労を分けさします、どうか安心してください
水莽草
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その時
姚
(
ちょう
)
という孝廉があって、その女が歿くなって葬式をしたところで、一晩おいて盗賊の為に棺を破られ死体と
同時
(
いっしょ
)
に入れてあった宝物も共に奪われた。
竇氏
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“同時”の意味
《名詞》
同時(どうじ)
二つ以上のことが、同じ時期や時代に行われること。
時間が同じであること。
(出典:Wiktionary)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“同時”で始まる語句
同時代
同時調節
同時代人