“史進(ししん)” の例文
かりそめの旅人に過ぎない王進母子(おやこ)へだが、ひとつ伜(せがれ)史進(ししん)のために、末長く師となって、村に永住してもらえまいかという相談なのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帳場のあいそもソラ耳に、彼は史進(ししん)と李忠(りちゅう)のふたりを伴(ともな)って二階へあがり、そこの一卓を繞(めぐ)って、三人鼎(かなえ)のごとき大腰をおろし合った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魯智深(ろちしん)はいった。——九紋龍(くもんりゅう)史進(ししん)もまたこの奇遇を尽きない縁と興(きょう)じてやまない。そして相携(あいたずさ)えつつ、もとの瓦罐寺(がかんじ)のほうへ歩きだした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)