“史魚”の読み方と例文
読み方割合
しぎょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
史魚しぎょは何という真直な人だろう。国に道があっても矢のように真直であり、国に道がなくても矢のように真直だ。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
子路が納得し難げな顔色で立去った時、その後姿を見送りながら、孔子が愀然しゅうぜんとして言った。くにに道有る時も直きこと矢のごとし。道無き時もまた矢のごとし。あの男も衛の史魚しぎょの類だな。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)