“史進”の読み方と例文
読み方割合
ししん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かりそめの旅人に過ぎない王進母子おやこへだが、ひとつせがれ史進ししんのために、末長く師となって、村に永住してもらえまいかという相談なのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帳場のあいそもソラ耳に、彼は史進ししん李忠りちゅうのふたりをともなって二階へあがり、そこの一卓をめぐって、三人かなえのごとき大腰をおろし合った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魯智深ろちしんはいった。——九紋龍くもんりゅう史進ししんもまたこの奇遇を尽きない縁ときょうじてやまない。そして相携あいたずさえつつ、もとの瓦罐寺がかんじのほうへ歩きだした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)