可被下候くださるべくそろ)” の例文
この間などは「其後そのご別に恋着れんちゃくせる婦人も無之これなく、いずかたより艶書えんしょも参らず、ず無事に消光まかり在りそろ間、乍憚はばかりながら御休心可被下候くださるべくそろ
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
此孔雀の舌の料理は往昔おうせき羅馬ローマ全盛のみぎり、一時非常に流行致しそろものにて、豪奢ごうしゃ風流の極度と平生よりひそかに食指しょくしを動かし居候おりそろ次第御諒察ごりょうさつ可被下候くださるべくそろ。……
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
右は発見次第御報道可仕候つかまつるべくそろにつき、左様御承知可被下候くださるべくそろ
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)