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口細
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くちぼそ
ふりがな文庫
“
口細
(
くちぼそ
)” の例文
これからは川タナゴのしもり釣りもよいが、
口細
(
くちぼそ
)
を二三喉一度に引かける細竿の味も亦妙である。(もちろん、川の女王鮎は此処では例外とする)
魚美人
(新字旧仮名)
/
佐藤惣之助
(著)
伜が、こう答えて語るのを聞くと、その日は餌のみみずが少なかったのだが、鈎を入れると、次から次へ
口細
(
くちぼそ
)
に取られてしまって、餌が一匹もなくなった。
桑の虫と小伜
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
外道
(
げどう
)
として、ダボハゼ、
口細
(
くちぼそ
)
、小ブナ、ウナギなども釣れた。それが子供のころのぼくには楽しみでもあった。
江戸前の釣り
(新字新仮名)
/
三遊亭金馬
(著)
呂宋人は
口細
(
くちぼそ
)
の壺を好んで使うが、トンドという村にその
窯
(
かま
)
がある。翌日、そこへ行ってみた。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
そんな感情と感覚で、私もこの秋はマルタに凝り、沖タナゴに凝り、近くは
口細
(
くちぼそ
)
の引かけなどをやらうとしてゐる。
魚美人
(新字旧仮名)
/
佐藤惣之助
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々