“取鎮”の読み方と例文
旧字:取鎭
読み方割合
とりしず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左手ゆんでの方は門番の家だ。門番の女は門口の石段の上に立って一同を取鎮とりしずめて居た。彼はそのそばへ飛んで行って、首玉をグイと掴み上げ
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
竜一の家の人たちが飛び出して、みんなを取鎮とりしずめた時には、次郎は四五人の子供たちによってさんざんに棒切れで撲られているところだった。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
文「なに、一軒いて隣は小野うじの家に相違ないが、小野に怪我があっては相成らんゆえ、わしが往って取鎮とりしずめて遣ろう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)