取澄とりす)” の例文
靜かな晝のお葬式ともらひに、あの取澄とりすました納所坊主の折々ぐわららんと鳴らす鐃鈸ねうはちの音を聽いたばかりでも笑ひころ
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
と膝をすっと手先ででて、取澄とりすました風をしたのは、それにきまった、というていを、仕方で見せたものである。 
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)