取易とりか)” の例文
この正賓はいつも廷珸とたがいに所有の骨董を取易とりかえごとをしたり、売買うりかいの世話をしたりさせたりして、そして面白がっていた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
風「チョオクの多少はわざの巧拙には関せんよ。遊佐が無闇むやみキュウ取易とりかへるのだつて、決してとも好くはない」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)