“厚別”の読み方と例文
読み方割合
あつべつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厚別あつべつから、いよ/\乘馬でなければならなくなつたが、義雄は腰がふらつきながらも心配したほどでもなかつた。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
札幌より彼方むかうは自分の未だかつて足を入れた事のない所である。白石厚別あつべつを過ぎて次は野幌のつぽろ。睡眠不足で何かしら疲労を覚えて居る身は、名物の煉瓦餅を買ふ気にもなれぬ。江別も過ぎた。
雪中行:小樽より釧路まで (新字旧仮名) / 石川啄木(著)