危局ききょく)” の例文
これ勝伯が一しんを以て万死ばんしの途に馳駆ちくし、その危局ききょく拾収しゅうしゅうし、維新の大業を完成かんせいせしむるに余力をあまさざりし所以ゆえんにあらずや云々うんぬん
と、まま物別れになりそうな危局ききょくにさえ度々落ちかけた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)