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博奕打
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ばくちう
ふりがな文庫
“
博奕打
(
ばくちう
)” の例文
徳さんは高名な親分「築正」一家の身内だそうで、プロの
博奕打
(
ばくちう
)
ちだということをつねづね誇りにしていた。
季節のない街
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
博奕打
(
ばくちう
)
ちだそうです。何も縁だからと言って私達に昼飯の御馳走をした上に、この道中では特に喧嘩口論を慎むようにと懇々説諭をしてくれました。私達は感心しましたね。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
同じ十二銭の弁当であるが、この男の
菜
(
さい
)
だけは別に煮てある。悪い
博奕打
(
ばくちう
)
ちがいか物の
賽
(
さい
)
を使うように、まかないがこの男の弁当箱には秘密の印を附けているなぞと云うものがある。
食堂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
こんなことではいつになったら母親を迎えに行けるだろうかと、情けない想いをしながら相変らず通っていたが、妓は相手もあろうに「
疳
(
かん
)
つりの半」という
博奕打
(
ばくちう
)
ちに
落籍
(
ひか
)
されてしまった。
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
引っ捕えてみるとそれは、その界隈で持てあまし者の
博奕打
(
ばくちう
)
ちであった。
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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不粋
(
ぶすい
)
な客から、芸者になったのはよくよくの訳があってのことやろ、全体お前の父親は……と
訊
(
き
)
かれると、父親は
博奕打
(
ばくちう
)
ちでとか、欺されて田畑をとられたためだとか、哀れっぽく持ちかけるなど
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
博
常用漢字
小4
部首:⼗
12画
奕
漢検1級
部首:⼤
9画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“博奕”で始まる語句
博奕
博奕場
博奕史
博奕宿
博奕兇状
博奕尾
博奕仲間
博奕友達
博奕根性
博奕流行