“南谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなみだに66.7%
なんこく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全山にとどろくばかりの大音声だいおんじょうは、山々の峰にこだまして、なみいる大衆の心をゆさぶった。前座主は、東塔の南谷みなみだに、妙光坊に入られる事になった。
「へい。天田越あまたごえの南谷みなみだにで、じじの代からの炭焼で」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「心配はない。日数はかかるが、槎山さざんの間道を辿たどれば、桟道によらず、南谷なんこくのうしろへ出られる」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)