“なんこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南国50.0%
南谷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南国なんこくの空は紺青こんじょういろに晴れていて、蜜柑の茂みをれる日が、きらきらした斑紋はんもんを、花壇の周囲まわりの砂の上に印している。厩には馬の手入をする金櫛かなぐしの音がしている。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
「心配はない。日数はかかるが、槎山さざんの間道を辿たどれば、桟道によらず、南谷なんこくのうしろへ出られる」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)